夏目漱石漱石の漢詩を読む 古井由吉さんの著書「漱石の漢詩を読む 」での引用からから一つ淋漓たる絳血 腹中の文 それにしても胃潰瘍なんかで死なねばならなかった漱石はもったいないではないか・・ 腹中文
文=本来の意味は綾、模様、飾り、更に形、形象を指す 古井由吉「漱石の漢詩を読む」p59(岩波書店2008) 面白いことに、古代ギリシア語の方の、近代語にもあるコスモスという語と、類似している。コスモスも、やはり、綾、模様のことであり、それから秩序のことをいう。 「こうしてみると、ことばというのは、古くさかのぼればさかのぼるほど、共通するところが多いのではないかと考えられます。」 文化=文をもって化する、文をもって民を治めるという意味 |
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