ここで著作権法の復習ですが、亡くなった次の年の1月1日から50年ですから、高見順さんの詩は一部割愛で、引用・・・
死を前にした静かなる諦念であるか、達観であるか。
「ありがたきかな老年」という年ではなかったのに・・
あの永井荷風(1879 - 1959)のいとこだったとか。
こちらの高見順は偉い政治家の「私生児」というくくりだが、 ・・
文士=日記!
この「最後の文士」の本のち、どれを読んでいたのか記憶にない。 かろうじて読んだ記憶があるのは、伊藤整の『日本文壇史』と混同していた『昭和文学盛衰史』(「プロレタリア文学」)(-_-;)
こちらの方々のブログ面白かった。○高見順原作、豊田四郎監督東宝1962年作品(森繁久弥・池部良・植木等・西村晃出演)「如何なる星の下に〜〜愛したくないダメ男たち」に関する話
この旅は
自然に帰る旅である
帰るところのある旅だから
楽しくなくてはならないのだ
もうじき土に戻れるのだ
おみやげを買わなくていいか
埴輪や明器(めいき)のような副葬品を
大地へ帰る死を悲しんではいけない
肉体とともに精神も
わが家へ帰れるのである
ともすれば悲しみがちだった精神も
おだやかに地下で眠れるのである
ときにセミの幼虫に眠りを破られても
地上のそのはかない生命を思えば許せるのである
「高見順日記」
「敗戦日記 新版」が中公文庫で再刊)
敗戦日記 (中公文庫BIBLIO) |
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『如何なる星の下に』(1939)
高山樗牛 「如何なる星の下に生れけむ。われや世にも心よわき者なるかな。」 |
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『わが胸の底のここには』 (1949) 島崎藤村「我が胸の底のここには言い難き秘事住めり」 |
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いずれも本歌取りのようなタイトル |